ネイリストとして走り続けていた頃
ネイリストとして働き始めた頃の私は、とにかく「上手くなりたい」という気持ちでいっぱいでした。
検定に合格したい。
仕上がりを褒められたい。
お客様に認めてもらいたい。
目の前の技術を追いかけることに必死で、それが正解だと思っていました。
もちろん、その時間は必要でした。
基礎を積み重ね、何度も練習を重ね、少しずつできることが増えていく。
でも、ある時ふと感じたのです。
「私は、何のためにネイルをしているんだろう」と。
ある先生との出会いが視点を変えてくれた
技術ではなく「在り方」に惹かれた瞬間
そんな時、SNSで目にしたある先生の投稿が心に残りました。
そこには技術解説だけでなく、生徒さんへの声かけや、学ぶ人へのまなざしが書かれていました。
画面越しなのに、あたたかい。
「こんな関わり方があるんだ」
「こんな先生がいるんだ」
そう思った瞬間、胸の奥がじんわりしました。
そして同時に、はっきりと浮かんだ言葉がありました。
『私も、こんな先生になりたい。』
それまでの私は、
「上手ければいい」「早ければいい」
そんな基準で自分を測っていました。
でもその投稿をきっかけに、ネイルは技術だけではないと気づいたのです。
ネイルは、人の日常を支える仕事
サロンワークに立ち続ける中で、
ネイルの本当の価値を何度も目にしてきました。
ふと目に入る指先で気持ちが上がる。
落ち込んでいた方が、帰る頃には少し表情が明るくなる。
「また頑張れそう」と言ってもらえる。

ネイルは、ただきれいにする仕事ではありません。
人の気持ちを、ほんの少し前向きにする力があります。
その素晴らしさを感じるたびに、こう思うようになりました。
この仕事を好きな人が、もっと増えたらいい。
この素晴らしさを届けられるネイリストが、もっと増えたらいい。
「育てる側に立ちたい」と思った理由
一人でできることには限界がある
どれだけ頑張っても、私一人が届けられる範囲には限りがあります。
でも、ネイリストが一人増えれば、その先にいる何十人、何百人ものお客様にネイルの時間が届きます。
だったらネイリストを育てたい。
技術だけでなく、ネイルという仕事の価値や、人との向き合い方まで伝えられる講師になりたい。
そう思ったとき、「スクールをやろう」という気持ちがはっきりしました。
講師になりたい、ではなく、『ネイルの素晴らしさを次につなげたい。』
そう思いました。
今、伝えたいこと
ネイルが好き。
その気持ちは、とても大きな原動力です。
自信がなくても迷っていても、その気持ちがあるなら大丈夫。
ネイルスクールは、ただ資格を取る場所ではなく、その人の可能性を広げる場所でありたいと思っています。
あのとき私が「こんな先生になりたい」と思ったように。
今度は私が、誰かの背中をそっと押せる存在でありたい。
それが、私がスクールを始めようと思ったきっかけです。

このブログでは、ネイルスクールSplendidaのことや、講師として日々感じていることを少しずつお伝えしていきます。
